出版に比べたら音楽産業の方が希望がある

と実は思ってます。

  1. 物流と商流を寡占的に牛耳ってる取次がないのでメーカーと小売店(と消費者)の距離が短い。
  2. 既に日本盤については原則は買取、一部返品可、輸入盤については全部、買取のはずなので、委託廃止については移行がスムースだろう。
  3. 売店の正味が既に30%弱なので、これを50%に近づけていくのには、書籍よりも無理がない。

ただし、希望の道はメジャーの方にはなくて、インディーにあると思います。
既にこちらでは価格が低いわけですし。
また先日書いたように洋楽インディーの国内盤については小売店のマージンは50%に近いらしい(もしかしたら邦楽についてもそうかも)、ということがある。
ポイントは完全買取への移行ということになって、ここが難しいところでしょうね。小売店のリスクが大きくなるわけですから。
ただ輸入盤を扱っているような大きなところになると「マージン上げてくれるならOK」ということもあるんじゃないかと。ただ上記のように現時点で、もう既に高いかもというのはありますが。

国内メジャーでも再販期限を半年から1年と短くして、許容返品率を下げていったりしている流れもあるわけで。
http://xtc.bz/data/2004/03/24.html

疑問としては

  1. インディー盤って再販期限って設定してるのかな
  2. 完全委託なのかな

という二点があります。

今はインディーでやってるファンキー末吉による
http://www.funkycorp.jp/funky/ML/11.html
ってのがあるんだけど細かいところが判らないです。

ただインディーズ盤がもっと売れないと、というのはありますね。そうすることで条件が出しやすくなりますから。

輸入権と引き換えに再販見直し」って議論もあるようだけど、ここは関連してはいるけど、切り離しておきたいですね。私は両方とも反対なので。