2003-11-15から1日間の記事一覧

東浩紀による「筒井-春樹問題」を再び

その後、また考えるに、やっぱり、カンタン系http://kantank.hp.infoseek.co.jp/index.htmでの異論の通り、かなり粗い論であるなあ、という感が強くなってきた。 確かにスガ秀美と渡部直己が「筒井-春樹」を痛烈に批判したことは確かであるにしても、柄谷行…

「群像」最新号での保坂和志×阿部和重対談で興味深かったのは

阿部が発した「ノワール」という語に対して保坂の反応が「???」だったこと。 「重力 第二号」で大西巨人が書いている『神聖喜劇』に"Red Harvest"が登場することに反応したのが今までで二人しかいない、という事実にも繋がるような。それにしてもケインの…

中上健次『地の果て 至上の時』(新潮文庫)読了。

この作品について語られたものは、かなりの分量読みましたが、ちょっと「違う」という感じでした。

「北風と太陽」

http://www.saiin.net/~ogiso/200311.html#15_t1 ある小説や映画の作品を賞賛するときに、「この良さがわからないやつは馬鹿だ」と煽りをかける文章と、その作品のどんなところが良いのかを具体的に論証して伝えようとする文章があったとする。そのどちらが…