道州制と北海道

道州制導入のテストを北海道で行おうという流れなようだけど、またまた120年前を想起してしまうところ。
北海道というのは明治にアメリカ流を大幅に導入したところで、クラーク博士とプロテスタンティズムとか、あっちと同じで先住民の問題が大きかったりとかがあったわけだけど、また違った意味で、そうなるのかも。

本来の地方自治重視は道州制ではなくて、もっと小さな単位、市町村のレベルの権限を強化しないといけない、というのは色んな識者が語っているところで、民主党の鳩山憲法試案も、そういう観点。
小沢はそういうところは、あまり重視していないのかもしれないけど、
http://ozawa-ichiro.jp/policy/04.htm
田中康夫との関係もあるから、上手く行けば…。

例えば「東京」という単位でやろうとしても石原都政を見ても判るように、なんだかナショナリスティックになるだけのこと。まあ都民のほとんどは地方出身で、かつ昔の「上京一世」の世代とは違って「故郷に錦を飾る」心持を持っているような出身地と結びつきが強い人たちは少なくなってしまっているから「幻想のニッポン=トウキョウ」にアイデンティティを委ねてしまう人(特に若者)も多くなってしまうところ。

例えば新しい動きで言えばJリーグなんかは、本来の地方自治へつながるリソースになりうる要素があるんだけど。浦和にはがんばって欲しいと、そこにある学校に通ってた私は思います。