郵政を最重視した投票行動のリスク

衆議院選挙」は「国民投票」ではない。
まず選挙と言うのは選挙区ごとに議員を選ぶのだから国民投票のように白黒ハッキリと結果がでるわけではない。特に現在、一票の格差がどれだけあるかを考えれば…。
それ以上に参議院は前国会で「否決」しているわけだから、衆院で賛成派が2/3にならないと、まだ法案が通らない可能性も非常に高い。

となると郵政を最重視して投票を行っても、それが実現するかどうか微妙ということで、リスクの多い選択とも言えるんじゃないかと思う。
自民党の他の政策を支持するなら当然、そのリスクを取ることも結構だけど。
まあ、しきりに郵政を重視している方々は後者なのかもね、なんて思ってみたり。まあ消極的な賛成レベルも含めて。

さて一番、大きなリスクというのは仮に小泉自民が勝利した時に、郵政法案がやっぱり参院で否決、廃案になって、来年の9月に小泉退陣。反対派が復党ないしは表舞台に復帰。より大きな勢力になった自民党が「郵政以外の政策」を推し進めていく…という流れ。
えーと、良いですよ、郵政以外の政策に賛成なら、こんな事を心配しなくても。