私的キャスリン・ビグロー祭り

CinemaScapehttp://cinema.intercritique.com/person.cgi?pid=602
imdbhttp://us.imdb.com/name/nm0000941/
青山真治阿部和重中原昌也シネコン!』(リトルモア)で青山氏が『K-19』について

(・・・)この人はすごいという人が増えました。イーストウッドがいて、カーペンターがいてっていう、そのグループに遂にキャスリン・ビグローが入っちゃった。

と発言しているのを読んで、これはチェックしなきゃと上記作を端緒としてビデオ屋で見つからない『ニア・ダーク』以外をまとめて観てみた。
ちなみにジェームス・キャメロンの元奥さん。
全体的に「アクションをしっかりと演出できる監督だなあ」という印象。まあ「アクションが撮れない人は映画監督としてダメなんじゃないか」と私は思っているので、大好きってことです。
作劇のつじつまはソコソコにしてド派手なアクションで一本を撮るとこうなるという見本が『ハートブルー』。最後まで派手なアクションは抑えて(でも「動き」はしっかり捉えて)サスペンスで勝負したのが『悪魔の呼ぶ海へ』。潜水艦という閉鎖空間でも動きがしっかり出せるというのが『K-19』。近未来の設定が既に過去になってしまっているという弱点はあるけど(まあ私は気にしないけど気にする人もいるでしょうから)『ストレンジ・デイズ −1999年12月31日−』は近未来クライム・ムーヴィーとして、なかなか楽しめるし、『ダーティーハリー』+『恐怖のメロディー』の女性版という趣の『ブルースチール』も良いです。
ああ、『二ア・ダーク』見つけなきゃ。
映画のこと『ニア・ダーク』評:http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/cinema/01/c_nrdark.htm
たまとわ『ハートブルー』評:http://d.hatena.ne.jp/zeroes/20040419#p1
wad's『悪魔の呼ぶ海へ』評:http://www.ywad.com/movies/808.html