夏目房之助「漫画の発見」

http://www.comicpark.net/natsume031219.asp
ちょっと更新チェックがしにくいページなんで読み逃してしまうことが多いWeb連載なのだけど、ちょっと前に漫画の原理論について書いていたと思ったら最近は経済的条件の方に矛先が向いていたようで興味深い、と言っても過去ロゴが直近3回分しかないようで残念。

「マンガ貸本から著作権料」で書かれている、

 消費経済にとって消費者の選択の幅を豊かにするのは商品を売るさいの原則だと思うが、これまで売れたのをいいことに、書店はマンガ読者=消費者の選択性を平然と奪ってきた。

という意見は、きちんと受けとめるべきだと思いますね。
例えば、文庫とかも、そうなんだけど「返品する時の利便性を考えて」出版社別の陳列になってる、というのは消費者に不便をかけてるだけじゃなくて、商売としても同じ作家の他の作品をまとめ買いする可能性を狭めてしまってるというところもあったりするわけで。