「いい小説、いいミュージックがまだまだ足りないのだ。」

私は日本人の小説ファン、音楽ファンなど、オーディエンスのレベルはものすごく高いと思っている。受け手の期待に応えられるだけの水準の作品さえあれば、それは多くの人に受け入れられるはず。この二人のレベルを越えることが、若い世代の芸術家たちに課せられたハードルなのだが、その水準はとんでもなく高い。本が売れない、音楽が売れないというのは嘘で、いい小説、いいミュージックがまだまだ足りないのだ。

おいおい水村美苗が「最近の小説家は駄目」と言ったことに激怒していたのは誰だったんでしょうか。
村上春樹を救いたいだけだったのか。

単純に本やCDが売れないのは、メディアの流通の問題なだけで、芸術全般のレベルの問題は別。
っていうのを前提にしてもらいたいんですがね、批評家の人には。