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なるほど宮台が元ヘルシー女子大生の推薦文を書いたのはcharlieを抑圧するためだったのね

てなことを『日本の難点』と「社会学者・鈴木謙介についてつぶやいてみる」を読んで思った。私自身は宮台が「天皇」と言い出したのは良くわかるんだけど、これって団塊ジュニア世代移行は判らないでしょ。 でも弟子がこんな感覚だったら、困ると言えば困るよ…

小林信彦が今売りの週刊文春で大竹まことのラジオを絶賛

してます。個人的には光浦がアシスタントの木曜が、大森望氏が出るのを含めて最高なんだけど、後はそれほどでも…。「キラ☆キラ」の方が面白いです。コラムゲストも粒ぞろいだと思うんですけどね。 でもスージは伸びてなさそう。何らかのかたちでテコ入れが図…

『アダルトビデオ革命史』アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書)作者: 藤木 TDC出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/05/27メディア: 新書購入: 14人 クリック: 112回この商品を含むブログ (42件) を見る

各所にて話題になっているので読んでみた。 結局、女性アイドル冬の時代をもたらしたのはアイドルAV女優だったんじゃないか、 と思えてきた。

元ヘルシー女子大生は数字持ってるなあ

うざったいので本名は消しちゃいました。 まあレベルは低いけど、扱う題材は今まで語られなかったものを持ってきてる、というのは言えるとは思うんですけどね。 ただ、それって仲間内とかウェブで話題になっているところを拾っているだけ、とも言えるわけで…

柳下氏に全面的に正しさはあると思うが

元ヘルシー女子大生問題の根深さは別にあるような気がする。それこそメディアの流通の問題で、自分で雑誌を持ってて読者が何千人もいる、って言う権力の問題なのかも。 まあ、あの程度のレベルじゃ「ゼロ年代」って言って、新しさをイメージさせる戦略が取れ…

「いい小説、いいミュージックがまだまだ足りないのだ。」

私は日本人の小説ファン、音楽ファンなど、オーディエンスのレベルはものすごく高いと思っている。受け手の期待に応えられるだけの水準の作品さえあれば、それは多くの人に受け入れられるはず。この二人のレベルを越えることが、若い世代の芸術家たちに課せ…

マブ論=物語批判序説

ライムスター宇多丸の「マブ論 CLASSICS」 アイドルソング時評 2000~2008作者: 宇多丸出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2008/07/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 15人 クリック: 119回この商品を含むブログ (78件) を見る著者自身が「史上初」(po…

福永信 『コップとコッペパンとペン』刊行記念特別インタビュー(聞き手:佐々木敦)

僕は以前、福永氏に列の並び方を注意されたことがあります(自慢)。 『ココペ』収録作の半分は雑誌掲載時に読んでるんだけど、書き直しているそうなんで、全部、読んでみよう。 そのうち。

Web3.0(仮)の文字メディアについて、まだまだ考えるよ

うーん、まだ方向性が見出せていませんが。とりあえず、この前紹介した富士山マガジンサービスの記事のように雑誌そのもののデジタル化が進んでいくでしょう。この流れでHTMLそのままのWebページというものから、より画像的な表示になって行く。実は新聞…

「雑誌冬の時代」に福音? 「デジタル雑誌」は出版ギョーカイの救世主になれるか?

富士山マガジンサービスという雑誌のオンラインショップが始めたデジタル雑誌配信サービスについての記事。 Googleが世界中すべての情報を体系化するという野望を描いているそうですが、彼らをも持ってして、まだ全世界の情報の3%くらいしか捉えていないと…

まだ今のWebページは「ガリ版刷り」かもしれない

ちょっとWebニュースサイトみたいになってますが、Webの中でも文字メディアについて考える方向にシフトしていこうかと。 大体、音楽と映像の未来=Web3.0(仮)は見えているんだけど、実は文字メディアもまだまだ「伸びしろ」というか改善すべき点はあると思…

ユニバーサルモバイルデバイス(UMD)

『デジタル音楽の行方』デジタル音楽の行方作者: David Kusek,Gerd Leonhard,yomoyomo,津田大介出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2005/12/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 78回この商品を含むブログ (111件) を見るを読んでいたら近未来予測コラムに出…

][society]ということで下への追記

確かに素晴らしい本で文句をつけるところはない。 …のだけど、やっぱり留保というか押さえておかなければならないところはあります。 第一は「流動性が極端に低い状態での例だ」というところ。 だから人の出入が激しい地域だったりすれば、その対策は打たな…

書評『超地域密着マーケティングのススメ』

商売の中で最も大事なことは心だ、時間だ、そして地域という場所なのだという、当たり前のことをしっかりと、実際の話を元に書いてある。タイトルには「マーケティング」とあるが、マーケティングの本ではない。これはれっきとした、そして最近まれに見る素…

いよいよ明日は第五回文学フリマです。

遅いですが基本的な情報を。 第五回文学フリマ http://bungaku.webin.jp/ 開催日:11月12日(日) 時間:開場11:00〜終了16:00 会場:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室(JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩3分、都営地下鉄新宿線 …

ウェブで読みやすい書き方について

前回書いた「侍魂系」についての補足。 実は「侍魂」とも、ちょっと違うのですが。 まあ簡単に言うと「密度が高いとディスプレイ上で読みにくい、疲れる」わけです。 ということで一文ずつで改行してしまうと。 でもって段落は一行空けにしてしまう。 ウェブ…

夫が妻に贈る、衝撃の言葉「君のブログは見苦しい」

久々に笑いつつ深い感慨に浸ったテキスト。 ちょっとあえてリンクさせていただいた理由がございまして。 この書き方って「侍魂系」ですよね。 いや、元ネタとかは色々とあると思うんですが。 「侍魂」って「フォントいじり」とかって言われたんですが、改行…

文学フリマ用フリーペーパー進捗状況

何とか評論1篇、小説1篇の原稿がそろいました。 (って前者は私ですが) 本当は、あとお一人ぐらい執筆を依頼しようと思っていたんですが、身辺がバタバタしだしまして、ちょっと余裕がなくなってしました。 ちょっと残念。 でも頑張って仕上げますので、や…

文学フリマにて配布予定のフリーペーパーを製作中

なのですが、作業が滞っております…。まあ、コピー誌なのでトッカンという手もあるのですが、やはり複数メンバーで作っていることもありますし、出来る限りクオリティは上げたいというところで。 今日明日もバッチリ時間を取りたいな、というところ。 進行状…

11/12開催第五回文学フリマに参加します

それもあって「まったりCafe」の名前を復活させました。ブースは同名です。 そらけいさん主催の『ヘリオテロリズム』の既刊の委託販売とフリーペーパーを配布予定です。 ちょっと、こじんまりとなると思いますが、興味のある方、また『ヘリテロ』を買い逃し…

黒沢清『映像のカリスマ 2006 改訂版』が出るらしい

これ元版を一回図書館で借りた事があるんだけど、ちゃんと読まずに返して、そのままになったら蔵書がないし、絶版になっちゃったしで読めずにいたんだよなあ。 黒沢清は文章も面白いんで、復刊されたら私と一緒に読みましょうよ、皆さん。

『ポッドキャスティング入門』

やっと読みました。 「また、ちょっとラジオやってみようかな」と思うようになりました。ところで時期を逸しましたが。 著者のお一人のmanolineさんが、yodaさんと一緒にやってらっしゃる「うまのりラジオ」のVol.39を聴いた翌日、会社の同僚の人と話してた…

「週刊文春」最新号の連載コラムで小林信彦が

村上春樹「ある編集者の生と死――安原顯氏のこと」について書いているので興味のある方はどうぞ。 小林氏は割と安原氏の仕事に協力的だったと思うんだけど、ホンネの部分を少しもらしています。

橋本治の女系天皇擁護論

の後篇を読んだけど、うーんちょっと今ひとつか。 「天皇」を「日本」に近づけようという意図なんだけど、やっぱり「天皇」は「日本」からはみ出しているところ、はみ出しながら結びついている、というのが重要だと思うわけで、論じていることの実践的な意味…

村上春樹「ある編集者の生と死――安原顯氏のこと」(「文芸春秋」最新号掲載)

余波で、このブログの過去の記事にかなりアクセスがあったようなのだけど、やっと今日、立ち読みしてきた。 「生原稿流出問題」へのコメントとしては長すぎ、安原氏という人物についての文章としては短すぎる、という感じ。 安原氏の仕事に対する批評として…

「郊外出店規制じゃなくて、中心市街地商店廃業強化が必要じゃね?」@R30

つれづれに小売について考えてみる。ってまあ本屋とかCD屋の話ですが。 まあ、もう既にCD屋ではなくなってますな。「CD屋」、敷地面積が狭くてDVDが置けないところは潰れてます。 近所で潰れた一箇所は、携帯を置きはじめてしばらくして廃業、もう一箇所はエ…

佐々木敦「ポストロックとポスト文学?」

そんなに簡単に高橋源ちゃんを忘れていいの? 阿部ちゃんがデビュー時から源ちゃんを意識してるのは情報公開していることでもあるし。全然、成功していないことは認めるけど自作「ヒット・パレード98-89」(PDFファイル もう直ぐサーバーレンタルの契約が切れ…

文学フリマ その1

終了いたしました。 前回に続いて売り子をさせてもらったヘリオテロリズムについては、そらけいさんの方でまとめてらっしゃるので御参照下され。 通販も始まりました。とりあえず第1回、2回でお客として来場して以来、個人的には、ひとサイクル回った感じ…

明日は文学フリマ

今年も、そらけいさんの『ヘリオテロリズム』のブースで売り子をさせてもらやす。 御用とお急ぎで無い方は是非。最新刊Vol.3には作品かいてないけど…「Vol.1を売るぞ!」(スローガン)今回はお二階になりますんでヨロシク。「桜庭一樹のオコボレに預かるぞ…

中上健次についてのメモ

また記憶で書きます。中上は『熊野集』での私小説的手法を捨てて『地の果て 至上の時』で「本格小説」へ向かう。同時代、先輩である大江や古井が私小説に向かったのとは異なり。意識的?『岬』『枯木灘』とは異なり「フィクションとしての秋幸」は『地の果て…