Paul Graham「マイクロソフトは死んだ」

もう各所で話題になっている文書ですが。

驚くべき事実は、卓越したハッカー――危険なほど卓越したハッカー――は、マイクロソフトぐらいリッチな企業の基準にあてはめると非常にお安く雇えること。つまり、もう一度競争者になりたければ、マイクロソフトがそれを可能にする方法は以下の通り。

  1. 優れた「Web 2.0」スタートアップをすべて買収する。実質上彼らが Facebook に支払わなくてはならない額よりも安価で全部を買えるだろう。
  2. 彼ら全員をレドモンドからのどんな接触からも保護する遮蔽材に囲まれたシリコンバレーのビルに置く。

マイクロソフトは決して実行しないだろうから、私はこれを安心して提案できる。マイクロソフトの最大の弱みは、自分たちがどれだけダメか未だに分かっていないことだ。彼らは今でも、自分たちが社内でソフトウェアを書けると考えている。デスクトップの世界の基準でなら書けるだろう。でも、その世界は数年前に終わってしまったんだ。

というのが一連の動きと照らし合わせて考えるとなんともはや。
結局、「規模の経済」でしか考えて無いんだろうな。
本来すべきはiGoogleに対抗できる、魅力的なWebアプリが使えるカスタマイズドホームを作ること、ということなんじゃないか。
今なら、まだエクセル等のディファクトスタンダードとしての価値も十分残っているし。