稲葉振一郎「レム『高い城・文学エッセイ』評」

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20041231#p2

 書き手であると同時に仮借なき批評家であり、己に課する基準があまりに高すぎた、といえばいえるけど、普通の意味での「眼高手低」じゃない。だってレムに匹敵する技量の書き手ってSFにはほとんどいないし、主流文学にもそうはいないもの。レムが目指す高みというのは、まさに常人には、ひょっとしたら個人には及び得ないようなレベルなんだもの。

若島正http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/diary.html12/26でレムの『ロリータ』論に言及。
レムは一つも読んでません…。新訳『ソラリス』から手をつけるのが吉かな。