「CDが1枚売れたらアーティストにいくら入るのか」

http://music.cocolog-nifty.com/001/2004/05/ando_royalty.html
から
「CD1枚売れたらアーティストにいくら入るのか」
http://web.archive.org/web/20001018222835/www.antinos-r.co.jp/antinos-records/whats-antinos/seminer/lecture-9707.html
前に読んだ事があるページなんですがオサライ

書籍などが委託販売制度を採用しているのに対して、レコードの場合は買取り制度が商慣習化されている。
その代わりにレコード会社はレコード店に対して、一定の範囲で商品の返品を認めている。

なるほど「委託ではなくて基本が買取のところで一部、返品を認めている」ということなのか。
それで「出庫数×80%」という計算が入るというのは「うーん」というところもあります。

出版物の方は最近では色々と変わってきている部分が多いのですが単著の場合、著者印税は刷り部数の10%というのが一般的なようです。これはアメリカなんかでも同じ。

ということで言うと再販が無くなると定価が高くなるということは確実だと思うのだけど、著者の取り分は多くなるということ。ただし、当然、売れるかどうかの判断が厳しくなって刷り部数が抑えられる可能性はあるけど、今だって返品率を予測して刷っているのだから、それほどは変わらないかも。
再販/委託が無くなると書店の注文が刷り部数を決定する度合いが大きくなる、というのは今のCDのプレス枚数も、そうやって決まっているというのをどっかで読んだ記憶があります。
アメリカで本が実際に出版されるまでに時間がかかる
「意外に長期的な展望で市場に出てくるアメリカの新刊」
http://members.aol.com/oharakay/booktalk43.html
というのは、そういうところで。
注文分+上乗せ=初回部数ということで出版社は無理のない刷り部数を設定できる。ただ注文が取れないと厳しいというところでしょう。
書店の方も客注+上乗せ=仕入れ部数という設定の仕方なんでしょうね。