斎藤環『戦闘美少女の精神分析』

を部分的に再読。
17日に書いたことは、多分、ここから引っ張ってきたんじゃないか、と思って確認したんですが、やっぱりそうでした。まあ、不確かな記憶による参考ということで。
斎藤氏の場合、オタクとマニアを明確に分けるかたちで議論してるんですが、私は連続性の観点から考えた方が良いと思う、という捉え返しで。
http://ryota-t.tripod.com/book/i-nonfiction16.htm#04
で批判されている同性愛を倒錯として小児性愛者と併記する記述は、実は本書に「基づいて」なされている、という面もあるんですが、本書で「おたくの証言」として書かれているところにも、同じような表現があります。
また、やおいについて論じた『大人は判ってくれない野火ノビタ批評集成』にも同じくで、ある意味、「おたくの言説」の根幹に関わる問題かも。