80年代リヴァイバルについて

http://artifact-jp.com/mt/archives/200309/invitation10_80s.html
など違和感の表明が出てますね。
そこにも書いてありますけど、決定権を持つようになった人たちが自分の青春時代を振り返るというのは、ずっと続いてきたことで90年代は明らかに70年代リヴァイバル色が強かったです。
ただ思うのは、それが本当の意味で力を持つのは若い世代もそれに影響を受けてからじゃないか。私も70年代の音源の再発CDとか沢山聴いてるし。
そういうのが今の80年代リヴァイバルには、ちょっと足りなかったり。
やっぱり回顧だけじゃなくて、若いやつらに「昔はかっこよかったんだあ」とウソでもいいから思わせないと。
それは音楽だと多分(パンク〜)ニューウェイヴあたりになるんだろうなあ。

前にも書いたことで、くどいようですが、上のリンクでも書かれている宮台真司の「団塊ジュニア」についての考え方は、ちょっと粗くて、http://member.nifty.ne.jp/MASUDA/rock/rock01-08.html#01-08-14で引用されている三浦展の論のように第二次ベビーブーム世代(1971〜1974年生まれ)はニセ団塊ジュニア世代。
というか、最近は、そういう「世代論」を越えるというかアウフヘーベンする方法を、ぼんやり考える73年生まれの私です。