http://d.hatena.ne.jp/nauboo/comment?date=20030824#cのコメントへのレスのようなかたちで

何故1968年にR&Bが広まったか、いうところを判る範囲で。
「キツネのモーリさん」と空耳されていたというオーティス・レディングの1968年の'(Sittin' On) The Dock Of The Bay'はビルボードのポップチャートでも第一位になったシングルで、彼が飛行機事故で亡くなった直後に出た曲。
彼やアレサ・フランクリン、サム&デイブあたりのサザン・ソウルモータウン勢が、この頃から有名になったようなんですが、その時代背景にあるのがベトナム戦争
この戦争から黒人が多く徴兵されるようになったようで、当然に日本の基地にもやってくる。多分、FEN(現AFN)でもソウル/R&Bが多くオンエアされるようになったのではと推測するんですが、こうやって直に音楽とダンスが持ち込まれることによって第一次ディスコブームが起こったそう。どのぐらいの規模かはわからないですが、少なくても東京では盛り上がったようで、大学生だった細野晴臣なんかも、ダンス・パーティの箱バンでベースを弾いてたそうです。その周辺には高橋幸宏林立夫小原礼鈴木茂…と後の日本のロックを支える面子が居たわけですね。
吉田拓郎もソロ・デビュー前に広島でR&Bのバンドをやっていたそうですし、大阪からは和田アキ子が登場するという流れ。