はてなダイアリーが選ぶ名盤百選
という企画のリレーのバトンをid:TheManさんから受けとりました。
覚悟を持って「新しい名盤」を選んでみることに。本サイトの方でやってる"nauboo awards"というのは、そういう基準。2001年と2002年は選出済みなので、その前の2000年の名盤を、今までの流れで邦楽のアルバムから考え２つに絞った。一方のaiko『桜の木の下』は他の誰かが選んでくれそうだから、もう一方を。
フリーボ『Blue Moon』（ASIN:B00004UC95）
力強く鮮やかに空間を切り取るリード・ギター、重心の低い骨太なグルーブを作り出すベースとドラム、そしてナチュラルな発声から奥深いソウルを感じさせる女性ヴォーカルが"赤心の歌"を紡ぎ出す。気負いの無いロック・バンドのサウンドが、オルタナティブとも言っても良い、驚くべき深みに達した一枚。
もっと驚くべきは、この名盤を含む殆どのアルバムが既に廃盤だということ…（唯一インディー・デビュー作『すきまから』ASIN:B00005IF0Gれど硬さの残っている、この盤でフリーボを判断してもらっても困る）。バンド自体も本作以降、活動休止中だが解散はしていない。唐突に切断するかのごとく終わるラスト曲「○月×日、晴れ」の続きが聴ける日を待ち望んでいます。
より詳しくフリーボのことが知りたい方はオフィシャル・ホーム・ページを御覧下さい。
http://www.geocities.co.jp/Broadway/1568/profile.htm
