ジャパニーズ・パンクについてのメモ(2003/07/07より転載)

本サイトに書いたことの続きのような形で。
何でパンクが来る予感があるのかという、もう一つの理由は、日本における黒人音楽の需要の仕方の変化というところ。
ロックの起源、というのは結局、単純化すると黒人音楽(R&B)を白人がやる、というところにあったわけで、これはアメリカだけでなくビートルズをはじめてする所謂ブリティッシュ・インベイジョン勢も同じ。
パンクのころは更にレゲエ、スカやファンクなどとクロスしていた。
ただ日本のロックとなると、そこらへんにネジレが生じているというか、簡単に言うと黒人音楽の影響が薄い中で、やって来た部分が大きいと思う。
かつては、今以上に、日本人の中に黒人に対する強い偏見があったのは事実だろうし。黒人音楽をやっている白人には憧れても、黒人には偏見を持っているとか、そういうネジレ。
でも今の日本の音楽シーンを見てみれば黒人音楽からの影響は非常に強くなっている。
仮に、それが浅薄なものであっても。そうだったら、そうじゃないやり方をすればいい。これは何に関してもそうだけど。

(※追記http://nauboo.cool.ne.jp/dairy200307.html#0705tの続きとして書いたものですが、独立したものと考えていただいても構いません)。