それにしても今回のことについては世間的には冷静というか冷ややかというか

Web上もマスコミも。
「人質の3人はプロ市民だから」という人も多かったようで。ただ、そうであるかどうかは別にして、家族や関係者じゃない私が、仮にそういう立場になった時に政府にどうして欲しいか、ということを考えた時に、今回のような場合であれば、自衛隊の撤退をしてほしい、ということです。
プロ市民云々」で済ませようとする人たちは、そういう想像ができないのか、したくないのか、あるいは、そういう想像が間違っていると考えているのか。
ダッカ事件のような場合のように服役者や収監者を解放させろという要求だったら、また別様に考えますが、今回は要求を呑んでも、その後、また自衛隊を戻すこともできるわけで、比較すれば、それほど厳しい要求ではない、と考えます。

もちろんテロ一般に対する対策として、要求を受け入れる、という方策が、その後のテロを助長するという考え方もあるでしょうが、ダッカ・ハイジャック事件の後はどうだったのか…。
この可能性はテロの「企て」が多くなるという可能性であって、テロが「現実に起こる」こととは別の問題で。また、そもそもテロの「企て」の目的が存在するかどうか、という前提があるかどうかが、一番の問題で、他国との関係が良好であれば目的自体存在しない、ということになります(まあ、そんな「平和」な状況は完全なかたちでは難しいでしょうけど、それを目指すことは大事)。