ロック少年リハビリ日記

http://member.nifty.ne.jp/MASUDA/rock/index.htmlの最新更新分より。

これだけCDが毎日大量にリリースされてりゃ、不良ストックがただ同然の価格になっていくのは経済の自明の理だが、そのような加速度的な「録音のストック」(売れないCDばかりが大量に生産され保有コストを圧迫するまでに蓄積される)が臨界点に達したとき、「新たに録音された音楽」を「買う」という行為がある種の贅沢というか、音楽受容において必ずしも不可欠な行為でなくなってしまう(現在「ライヴ」がそうであるように)んじゃないかなー。

というのは頷けますな(ただライブを復権することは案外、楽に可能だと思うんだけど)。
結構、私の年代(30才前後)っていうのは音楽的に幸福な時代を過ごしてきたのかもなんて思う。
邦楽でも色々と新しいものが出てきたところでもあるし、それ以前のものもリイシューというかたちで新鮮に享受できたから。
まあ、これはCDというメディアが生まれてくれたおかげというのもあるでしょうね。
ただ、その下の世代にツケが回ってくるのかなというのもある。
正直、若い子がやってる音楽があまり面白く感じられないんですよ。
モーニング娘。だって作ってるのは私の兄と同じ年の男なわけで。
このへんの断絶をどうにかしなきゃ…という思いはあるのだけど。「贈る言葉」とか「なごり雪」をカバーされてもなあ。「なんで、そっち行っちゃうのお!」って感じで。ガガガSPの「自衛隊に入ろう」ぐらい考えたのにして下さい。お願い。
いや偏見はいけないんですが。やっぱり「贈る言葉」が音楽的にどうか、って話から入らなきゃいけないのかなあ。これも「なごり雪」も嫌いじゃない部分もあるんですが。