もういっちょB'z

音楽観察者http://www15t.sakura.ne.jp/~andy/の方でとりあげていただいたので。

僕の持論ですが、世間の人の90%は音楽なんて手近にあるものでいいと思ってるはず。
 B'zってのはそういう人たちに聴かれてるんだとずっと思ってました。そういう「マス」は僕にとってはすごく気味が悪いわけです。

これは良〜く判ります。
でも「偏見をなくそうキャンペーン」実施中なので。

音楽観察者さんは全然、違うのだけど、「とりあえずB'zを馬鹿にしとけば趣味が良い」と言う構造があるような気がするんですね。
どっちかと言えば、私、そういう人だったです。はい。
ただ、WANDSとかに比べたら、遥かに音楽的にレベルが高いわけで。本質で批判しようとしたら、なかなか難しい、で「パクリだ云々」と言い出す人があるのではないかな。でも、そんなこと言ったら色々と当てはまってしまう人たちがいるわけじゃないですか。
これも音楽観察者さんのhttp://www15t.sakura.ne.jp/~andy/omoidashiwarai/kindan.htmを読めば判ることで。

ということで純粋な音楽的なことから少しズレれB'zを考えれば。
彼らの支持層っていうのはBOOWYが原体験という人たちとかが多いと思うんですよ。私たちの年代なんか(30歳前後)の人たちには多いんじゃないですかね、そういう人。私は違うんですけど。
で、私たちの年代ってのは、とにかく人数が多いんですよ。第二次ベビーブーマーですから。
で、「氷室とB'zがカラオケの定番の男子」とかがヒジョーに多いです。BOOWY/氷室とは違ったかたちで「男子が気持ちよくチャレンジしながら歌える」というところがありますからねB'z。
そういう[マス]に支えられていることは事実だと思うんですね。
学生時代とかは「金ないから、とりあえずB'zおさえておいてカラオケに備えるか」とか。いや予想ですけどね。
ビーイング系というのは、そこらへんを上手く狙ったんだと思うんですけどね。その女性版が小室とエイヴェックスと。

そうすると音楽的な評価とは別に売上げが大きくなってしまうわけで。

だから、それとは別の何か、が提示できれば(できていれば)、もっとB'zも違ったことをやっていたかも知れないですけど、やっぱり洋楽ハードロックを上手く咀嚼して定型を作り上げましたからね、彼らは。で、あまりパワーが落ちずに、ここまで来たと。
B'z対×××というようなものが無いですからね。稲葉のヴォーカルに対抗するには並大抵のことじゃないしなあ。