2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

保坂和志「世代像がないから人生と向き合える」

世代論というのはマスコミが自分たちの都合のために作り出す概念だ。しかし、困ったことにその概念によって、それに属する本人たちまでが自己像をカン違いしてそれに守られてしまう。 「なになに世代」という呼称を持たずに来てしまった私の学年は、傍から見…

いしかわじゅん「のだめの幸福」

二ノ宮は、のだめや千秋やその他登場人物たちの音楽への愛と畏れを、わかりやすく描いている。決して絵がうまいわけではないが、構成がうまい。言葉がうまい。エピソードがうまい。日本の漫画風土の中で発達した繊細だが大胆なコマ割りで、ぐいぐいと物語を…

新文芸坐「追悼・岡本喜八監督の軌跡」スケジュール決定!

豪華ゲストによるトークショーあり。 忙しくて平日は観にいけません…。 『ああ爆弾』は日本映画専門チャンネルのをビデオ録画しているんだけど休日だから、こっちで観るか。

「新潮」五月号蓮実重彦・浅田彰対談

http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/index.html http://www008.upp.so-net.ne.jp/wildlife/nisenikki.html(4/7) で触れられている部分ではなくて蓮実による金井美恵子批判が気になってしまう私って…。 いや、蓮実の、こういう金井に対す…

ソール・ベロー死去 享年89

日本国内ではあまり話題になっていないようですが。まあ私も『この日をつかめ』(新潮文庫)しか読んでないし。結構、これとか『犠牲者』(同文庫)とかブックオフにポコっとあったりするんだけど。

高橋健太郎氏のラジオにピーター・バラカン氏がゲスト出演

というか結構、ピーターさん司会みたいに話してます。ぐっと本格的なラジオっぽいなあ。

負け犬と電波男

確かにこれより面白い感想は書けそうにないなあ。

本田透『電波男』評(大森望)

http://www.ltokyo.com/ohmori/050331.html(3/15) アンチ『負け犬の遠吠え』本としても痛快。ただし、論理的な説得力に欠ける点まで『遠吠え』と一緒なのはどうか。いや、こっちのほうが正しく「負け犬の遠吠え」なんだけどね。酒井順子の本がウケたのは、…